業者名簿での確認事項は?
業者名簿を閲覧する際には、次のようなところをチェックするようにします。
■代表者、役員、商号、事務所の所在地
代表者や役員の経歴だけでなく、商号や事務所の所在地も確認します。これにより、経営の安定性がわかります。これらが頻繁に変わっているようだと注意が必要です。
■取引主任者
宅地建物取引主任者が専従かどうかを確認します。宅地建物取引主任者の氏名や住所、略歴などがわかりますので確認します。
実務に携わっていない人が名義だけ貸している場合がありますので、その主任者が実際に事務所に専従しているかは必ずチェックするようにしましょう。
■株主・出資者
その事業者の株主や出資者の指名が記載されていますので、大手企業とのかかわり方を確認します。
また、社会的に名の通った企業と類似した社名の会社の場合には、実際にその企業と関係があるのかどうかも確認できます。
■過去の営業成績
過去の営業成績を見て、事業規模や得意分野を確認します。免許を更新している事業者の場合には、過去5年間の取引件数や手数料収入額などを確認してみましょう。
■資産の状況
資本面での信用度を確認します。
法人経営の場合には、資本金や財務内容がわかります。また、個人経営の場合には、代表者の資産状況がわかります。
■兼業業種
宅地建物取引業以外に、営業している業種やその内容が記載されていますので、不動産専門の会社かどうかを確認します。
■過去の行政処分・苦情相談の有無
過去に業務停止処分や指示を受けていたり、消費者からの苦情があったかどうかがわかりますので、ここで業務上の信用度を確認します。
度々トラブルを起こしている会社とは取引しないのが無難です。 |